2017年2月
左がニュウメンラン(イリオモテラン)Staurochilus lutchuensis (Rolfe) Fukuy.、右がクスクスランBulbophyllum affine Lindl.。ニュウメンランの学名は混乱があり、Trichoglottis ionosma (var. lutchuensis)とされることも多いようです。
世界ラン展にて、中里園芸さんから購入しました。どちらも無菌培養の実生個体とのことで、1株300円(400円だったかも)でした。
両種の国内での分布域は、ニュウメンランが八重山諸島、クスクスランは奄美大島以南です。多くの着生ランと同じく、園芸採集や森林伐採などによって減少し、絶滅が危惧されています。栽培業者による安価な増殖個体が出回ることは、野生個体の採集を撲滅する上で大切なことだと思います。
2018年12月
ニュウメンランです。購入から2年弱経ち、かなり成長しました。新しい葉のサイズは、購入時に着いていた葉の3倍くらいです。
クスクスラン。こちらもよく成長しています。
新しい偽鱗茎(バルブ)の根元からは、根が盛んに伸びています。
ニュウメンラン、クスクスランともに今のところは順調に育っていますが、どちらも大型の着生ランなので、開花サイズに至るには時間がかかりそうです。
来春には植え替えようと思います。
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