2020年12月30日水曜日

Echium wildpretii 播種から418日目

 

12月30日

Echium wildpretii(ムラサキ科シャゼンムラサキ属)です。栽培は2年目に突入しました。

冷え込みが厳しくなってきたため、埼玉から神奈川の実家に場所を移しました。
園芸用土を追加し、屋外の日当たりの良い環境に置いています。

次々に新しい葉を展開していて、調子は良さそうです。株サイズは30センチ前後です。

2020年12月19日土曜日

イタリア産の植物たち 12月19日の様子

 12月19日

Euphorbia paralias 以外は、5月(前回記事)以来の紹介です。

連日氷点下の冷え込みになっているので、12月以降は無加温の室内で育てています。

Euphorbia paralias(トウダイグサ科 Euphorbiaceae

3個体。10月から開花が続いています(開花した時の記事)。今のところ結実する気配がなく、受粉作業が必要そうです。


Scabiosa triandra ? (スイカズラ科 Caprifoliaceae

1個体。株径が20cmくらいに育ちました。


Ephedra fragilis マオウ科 Ephedraceae
1個体。枝を多数出しながら順調に育っています。枝の長さは40cmくらい。

Asphodelus sp. (ツルボラン科 Asphodelaceae
4個体。葉の長さは10cmくらいに育ちました。冬型の生活サイクルを持つので、夏は地上部が枯れていました。


その他については、
・Cakile maritima…開花したものの結実せずに枯死
Cistus属…枯れてしまったが新たにタネから発芽したため再挑戦中
Medicago maritima…枯れてしまい、その後に別のタネから発芽したものの、やはり生育が微妙
という状況です。


ラケナリア プシラ(Lachenalia pusilla)は全て発芽

12月19日

Lachenalia pusilla (キジカクシ科)です。

11月20日時点では3個体でしたが、今日確認したところ、5個体発芽しており、発芽率100%になりました。


最初に発芽した個体は、葉(恐らく子葉)が3cmくらいに伸びました。かなり分厚い質感です。

L. pusilla は成長すると、幅広な斑入り葉をロゼット状に出すようですが、今の姿からは全く想像ができません。

2020年12月14日月曜日

テリミトラが成長開始

Thelymitra nuda
テリミトラ属Thelymitraは、オーストラリアなどに分布する地生ランです。我が家では薄青色の花を咲かせるThelymitra nudaと、赤花のT. x macmillaniiの2種を栽培しています。

左写真は3月に開花した時のもの。テリミトラの花は、ラン科としては珍しく花被片(花弁とガク片)はほぼ同形です。花構造については別ブログで詳しくまとめました(てっちゃんの自然観察記:テリミトラ(Thelymitra)の花の観察)。





Thelymitra x macmillanii
我が家の2種は、他の大半のテリミトラと同様に、冬緑性(秋~春に成長し、夏は休眠する生活サイクル)です。3月に開花し、4月に地上部が枯れた後は休眠期間に入っていました。

夏の間は乾燥しきらない程度に、わずかに潅水して管理していました。


10月29日
新芽が顔をのぞかせたので、あわてて植え替えを行いました。写真はT. x macmillanii。8個の球根がありました。
用土は鹿沼土8:乾燥水苔2です。

こちらはT. nuda。球根は5個です。

11月20日
芽が出そろいました。小さな球根も全て出芽し、今のところ順調な生育ぶりです。

潅水は土の乾き具合を見つつ、5日に1回くらい行っています。2週間に1回、約1000倍に薄めたハイポネックスを与えています。



落葉した Phyllanthus mirabilis

11月20日

Phyllanthus mirabilis(ミカンソウ科ミカンソウ属)は完全に落葉しました。

葉だけでなく今年出た枝は全て落ちたので、一見すると成長前と変わらない姿です(その時の記事)。しかし、幹は少し肥大し、全体に大きくなったようです。

 

当年枝が落ちた部分は、まだ緑色をしています。

来春までは、部屋の日当たりの良い場所で、ほぼ断水させて管理する予定です。