2013年12月29日日曜日
亀甲竜(キッコウリュウ) Dioscorea dlephantipes 播種~発芽
亀甲竜Dioscorea dlephantipesは、ヤマノイモ科ヤマノイモ属の多年生草本で、南アフリカ原産。
成長すると地上に現れたイモ(塊根)が亀の甲羅のような見た目のようになるとのこと。
種播きの時期は少々遅かったかもしれませんが、この植物は日本では冬型の植物(秋に芽を伸ばし、夏前に枯れる)として扱われるのでなんとかなるでしょう。
11月11日
播種。
日本に自生するオニドコロ(同科同属)のタネとそっくりの見た目で、高い所から落とすとくるくると回転します。
12月22日
播種から1カ月以上を経て発芽。
(真ん中の白いもの)
12月29日
現時点で10個中3個が発芽しています。
高さは1~2cmです。
早いものは、早速ヤマノイモに似た葉を広げ始めました。
透明感のある赤紫色の芽生えはなかなかに美しいです。
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2013年11月19日火曜日
Huernia pillansii 阿修羅(アシュラ) 開花
写真は11月1日に撮影 |
Huernia pillansii阿修羅(アシュラ)が開花しました。
今年の春に購入したものです。
阿修羅はガガイモ科(分類によってはキョウチクトウ科)の植物で、茎が多肉質でサボテンのような姿をしています。
ただし、茎から生える毛はサボテンと違って硬くありません。
直径2cmくらいのヒトデ型の花が特徴です。
花を拡大すると、沢山のボツボツが生えているのが分かります。
ヒトデの触手のようにも見える少々グロテスクなこの突起は何のためにあるのでしょうかね・・・。
10月16日
つぼみの時の様子。
来年はもっと沢山咲いてほしいものです。
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実生 Ipomoea albivenia の様子
今年6月に播種したIpomoea albivenia(ヒルガオ科)は、今のところ5本とも枯れることなく成長しています。
8月4日
本葉が2~3枚展開している様子。
アサガオなどによく似た葉。
根元。
発芽から1カ月ほどで、早くも根元が膨らんできました。
11月19日
冬が近づいてきたためか新しい葉をあまり展開しなくなり、株によっては完全に落葉しています。
恐らく、冬場は葉を落として休眠するのだと思います。
全形。
株にもよりますが、おおよそ高さ15cm、根元直径が2cmとなっています。
夏場と比較して幹は木質化し、白っぽくなっています。
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8月4日
本葉が2~3枚展開している様子。
アサガオなどによく似た葉。
根元。
発芽から1カ月ほどで、早くも根元が膨らんできました。
11月19日
冬が近づいてきたためか新しい葉をあまり展開しなくなり、株によっては完全に落葉しています。
恐らく、冬場は葉を落として休眠するのだと思います。
全形。
株にもよりますが、おおよそ高さ15cm、根元直径が2cmとなっています。
夏場と比較して幹は木質化し、白っぽくなっています。
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2013年9月8日日曜日
うつぼ錦Avonia alstonii 枯死
9月8日
残念ながら、順調に成長していたと思われたAvonia alstonii(うつぼ錦)は、先日の大雨で湿りすぎたためか、腐るように枯れてしまいました・・・。
急な雨に急いで部屋に取り込みましたが、手遅れだったようです。
残念ながら、順調に成長していたと思われたAvonia alstonii(うつぼ錦)は、先日の大雨で湿りすぎたためか、腐るように枯れてしまいました・・・。
急な雨に急いで部屋に取り込みましたが、手遅れだったようです。
2013年9月5日木曜日
9月2日 ウェルウィッチア(奇想天外) 実生の様子
ウェルウィッチアWelwitschia mirabilisの様子です。
7月1日
8月19日
双葉の間から本葉が出てきた。(この時の本葉の長さは測っていないです)
9月2日
本葉がゆっくりと成長して、現在長さ1cm、根元幅は2mm。
双葉にアザミウマ等の影響か、赤っぽい斑点が表れているのが少し気がかりです。
2023年7月追記
7月1日
8月19日
双葉の間から本葉が出てきた。(この時の本葉の長さは測っていないです)
9月2日
本葉がゆっくりと成長して、現在長さ1cm、根元幅は2mm。
双葉にアザミウマ等の影響か、赤っぽい斑点が表れているのが少し気がかりです。
2023年7月追記
2013年に播種したものは、その年に枯らしてしまいました。
2023年、10年ぶりにトライすることにしました。栽培の様子はこちら→()
2023年、10年ぶりにトライすることにしました。栽培の様子はこちら→()
2013年9月2日月曜日
9月2日 Avonia alstonii(うつぼ錦)の実生の様子
久しぶりの更新となります。
Avonia alstonii(うつぼ錦)の様子です。調子の悪い方は枯れてしまって1本だけになってしまいました。
7月12日の様子
双葉の間から本葉?が大分伸びてきました。
この時の高さは測り忘れました・・・
ちなみに本葉?と書いたのは僕の中でこの植物の構造が理解できていないためです。
「サボテン・多肉植物ポケット図鑑(NHK出版)」には「塊茎状の茎から小さな芽をいくつも伸ばして開花する」と書かれています。花を咲かせるなら、恐らく「芽」とは茎葉の両方を指しているのでしょう。
一方、ネット上には塊茎から鱗片に覆われた葉をのばす、などの記述が見られます。
前者の方が自然だと思うのですが・・・。
9月2日
双葉はすっかり萎れてしまいました。本葉?は大分成長しました。
といっても現在の高さはわずか4mmです。
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Avonia alstonii(うつぼ錦)の様子です。調子の悪い方は枯れてしまって1本だけになってしまいました。
双葉の間から本葉?が大分伸びてきました。
この時の高さは測り忘れました・・・
ちなみに本葉?と書いたのは僕の中でこの植物の構造が理解できていないためです。
「サボテン・多肉植物ポケット図鑑(NHK出版)」には「塊茎状の茎から小さな芽をいくつも伸ばして開花する」と書かれています。花を咲かせるなら、恐らく「芽」とは茎葉の両方を指しているのでしょう。
一方、ネット上には塊茎から鱗片に覆われた葉をのばす、などの記述が見られます。
前者の方が自然だと思うのですが・・・。
9月2日
双葉はすっかり萎れてしまいました。本葉?は大分成長しました。
といっても現在の高さはわずか4mmです。
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2013年6月26日水曜日
6月19日 Avonia alstonii(うつぼ錦)の実生の様子
Avonia alstonii(うつぼ錦)の6月19日現在の様子です。
発芽から約2ヶ月半が経過しました。
自生地(アフリカ南部)の気候からすると2~3か月の雨季のあとに乾季が訪れるそうなので、それにならってまとまった水やりは行っていません。ただ、極端な乾燥状態にならないように霧吹きで表面を湿らせたり、多少の雨がかかる場所においています。(自生地でも朝晩に霧や露で湿ることはあると思うので)
拡大写真の真ん中がそれです。(実際の大きさは3mmくらい)
多肉の双葉の間から白っぽいものが伸びてきました。親株のような銀白色の葉が出てくるのでしょうか。
もうひとつの個体です。ちょっとピンボケで分かりづらいですが、写真の中央に写っているものがそれです。
1枚目の株と異なり、多肉質の双葉が見当たらず(しぼんでしまったのか?)、状態はあまりよくないようです。一応、芽に動きはあるようなので何とか頑張ってもらいたいものです。
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発芽から約2ヶ月半が経過しました。
自生地(アフリカ南部)の気候からすると2~3か月の雨季のあとに乾季が訪れるそうなので、それにならってまとまった水やりは行っていません。ただ、極端な乾燥状態にならないように霧吹きで表面を湿らせたり、多少の雨がかかる場所においています。(自生地でも朝晩に霧や露で湿ることはあると思うので)
拡大写真の真ん中がそれです。(実際の大きさは3mmくらい)
多肉の双葉の間から白っぽいものが伸びてきました。親株のような銀白色の葉が出てくるのでしょうか。
もうひとつの個体です。ちょっとピンボケで分かりづらいですが、写真の中央に写っているものがそれです。
1枚目の株と異なり、多肉質の双葉が見当たらず(しぼんでしまったのか?)、状態はあまりよくないようです。一応、芽に動きはあるようなので何とか頑張ってもらいたいものです。
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2013年6月21日金曜日
ウェルウィッチア(奇想天外)栽培 発芽~双葉展開
6月9日
発根に続き発芽も始まりました。根の上に当たる部分からこぶ状のものが出てきました。
結局発芽したのは5個中1つのみでした。
雌雄異株の植物なので、結実まで成功させたかったら再び種を買わなければいけません。(といっても開花まで相当時間かかるようですが・・・)
6月13日
葉が出てきました。(9日にこぶ状に見えたのは折れ曲がっていた茎だったよう)
6月19日
葉が緑色になり展開してきました。見た目は双子葉植物の双葉(子葉)のような双葉ですが、ウェルウィッチアは裸子植物なので似て非なるものです。
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ウェルウィッチア(奇想天外)の栽培 播種
6月3日
ウェルウィッチア(奇想天外)Welwitschia mirabilisの種子です。
1科1属1種の裸子植物で、生涯2枚の葉を伸ばし続ける変わった植物として有名だと思います。原産地はナミブ砂漠です。
大きさは3~4cmくらいで、翼が発達しています。滑空はできず、少しヒラヒラと舞う程度です。
左が翼を取り除いたもの、右が外皮をはがしたものです。
このようにした方が発芽しやすいという情報があったのでそれに従いました。
一晩水に漬けて翌日播種しました。
ポットが乾かないようにビニール袋を被せました。
6月5日
前日に播種したものが早くも発根しました。(種子の右側から下向きに伸びているもの)
数日で発芽するとは聞いていましたが、それにしても驚きの早さです。
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ウェルウィッチア(奇想天外)Welwitschia mirabilisの種子です。
1科1属1種の裸子植物で、生涯2枚の葉を伸ばし続ける変わった植物として有名だと思います。原産地はナミブ砂漠です。
大きさは3~4cmくらいで、翼が発達しています。滑空はできず、少しヒラヒラと舞う程度です。
左が翼を取り除いたもの、右が外皮をはがしたものです。
このようにした方が発芽しやすいという情報があったのでそれに従いました。
一晩水に漬けて翌日播種しました。
ポットが乾かないようにビニール袋を被せました。
6月5日
前日に播種したものが早くも発根しました。(種子の右側から下向きに伸びているもの)
数日で発芽するとは聞いていましたが、それにしても驚きの早さです。
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2013年6月3日月曜日
2013年5月21日火曜日
コショウ(ブラックペッパー)の現在(未だ発芽せず)
2日に播種したコショウですが、5月21日現在発芽の兆しはありません。なので、写真もないです・・・。
ビニール袋をかけて乾かさないようにしたポットを、昼過ぎまで日光のあたる場所に置いています。
恐らく、最高温度は40℃近くなっているのではないかと思います。
発芽適温は25℃位と書いてあったので、少々温度が高すぎるかもしれませんが、自生地でも直射光が少しでも地面に当たればやはり高温になるだろうから大丈夫かな、と思っています・・・。
コショウの自生環境がうす暗い林内だとすればちょっと当てはまらないですが(汗)。
以前に播種した時とは違ってカビが生えたりはしていません。もう少し待ってみようと思います。
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ビニール袋をかけて乾かさないようにしたポットを、昼過ぎまで日光のあたる場所に置いています。
恐らく、最高温度は40℃近くなっているのではないかと思います。
発芽適温は25℃位と書いてあったので、少々温度が高すぎるかもしれませんが、自生地でも直射光が少しでも地面に当たればやはり高温になるだろうから大丈夫かな、と思っています・・・。
コショウの自生環境がうす暗い林内だとすればちょっと当てはまらないですが(汗)。
以前に播種した時とは違ってカビが生えたりはしていません。もう少し待ってみようと思います。
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2013年5月20日月曜日
2013年5月18日土曜日
5月15日 Avonia alstonii (うつぼ錦)の実生の様子
先月発芽したAvonia alstonii (うつぼ錦)です。
非常に分かりづらいですが、写真の中央の緑色の物がそれです。
今までに合計4つ発芽しましたが、2つは枯れてしまったのか姿を消し、現在2株です。なんとか育ってほしい所ですが・・・。
もう1株を拡大してみました。大きさは3mmくらいのごく小さなものですが、一応双葉の形になっているのが分かります。
一般的な双葉というよりは、サボテンの双葉やメセン(リトープスなど)を小さくしたような姿です。
親の姿は似ても似つきませんが、このあとどのように育っていくのでしょうか。
自生地では2~3か月の雨季の後に乾季になるとのことで、あと1カ月くらいは水をやり、夏を迎える前に断水させようと思います。
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2013年5月9日木曜日
ハナガガシが発芽しました
ハナガガシの葉とドングリ |
ハナガガシQuercus hondae は、ブナ科コナラ属の常緑高木。
日本において多くのコナラ属の樹種は森林における優占種であり、また広域に分布しますが、ハナガガシは四国と九州の一部でしか自生が確認されておらず、個体数も少ないために唯一絶滅危惧種(絶滅危惧Ⅱ類)に指定されている種です。
訪れた自生地ではハナガガシの大木が点々と生え、また亜高木程度の個体もちらほらとありましたが、実生個体は全く見られませんでした。ドングリも多数落ちてはいましたが、ほとんどが殻だけになっていました。
近年自生地ではシカが増加しているそうで、シカの食害が世代交代を阻んでいるのかもしれません。
5月2日の様子。
5月8日
2日の写真と同一個体です、大分展葉しました。高さは7cmくらい。
別の個体。
こちらの方が若干発芽が遅くて展葉はまだまだ途中ですが、高さは9cmくらいとむしろ大きいです。
持ち帰った2つのドングリはどちらも発芽しました。発芽率には問題はないようです。
つまり、自生地でも環境さえ整えば世代交代は十分に可能といえるでしょう。
自生地でもうまく実生個体が育ってほしいものですね・・・。
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