2014年12月18日木曜日

Rhodanthe chlorocephala subsp. rosea 発芽から本葉展開まで

州都PerthのKings Parkにて撮影


9月にオーストラリアでタネを購入したRhodanthe chlorocephala subsp. rosea
西オーストラリアに自生するキク科の草本で、現地では園芸植物として広く利用されています。日本でも近縁種とともに「ローダンセ」の名で流通しているようです。


オーストラリア、とりわけ西オーストラリア州では、地域の自生植物を園芸植物として積極的に利用しています。日本では、花壇の花としてはパンジーやサルビアなど外来の花が主流で、在来の草花は山野草として一部の愛好家にのみ栽培されることが多いのとは随分な違いを感じます。


ここから栽培の記録。

10月28日
発芽、双葉を展開。4粒播いて全て発芽しました。

播種したのは3日前で、翌日には発根を開始しました。驚くべき早さです。
自生地の気候は夏を中心とした乾季と、冬を中心とした雨季が明瞭ですが、本種は雨季の開始に合わせていち早く成長を開始するのかも知れません。

11月14日

ジフィーセブンに上げてから半月弱、本葉の展開が始まりました。

12月7日

本葉を次々と展開して、茎は長さ10cmくらいになりました。
日照不足の影響か、多少ひょろひょろとした姿ですが元気です。

寒さが不安材料ですが、自生地での生育期がおおよそ冬から春であり、霜が降りないが時に10℃を割り込むこともあるようなので、多少の寒さには耐えるのではないかと思います。


2015年3月
管理不足のため、枯らしてしまいました・・・。
タネは多く残っているので、再び栽培を始めたら更新します。



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オーストラリアの植物のタネ

今年9月にオーストラリアを旅行してきました。西オーストラリア州を中心に、シドニーやメルボルンなども訪れました。

その際に立ち寄った植物園や園芸店でいくつかタネを購入しました。

Sturt Pea Swainsona formosa
Everlastings Rhodanthe chlorocephala
Grass Tree (Black Boy) Xanthorrhoea preisii
Myrtle (ナンキョクブナ) Nothofagus cunninghamii

の4種です。
Sturt Pea、Everlastings、Grass Treeは西オーストラリアに自生するもの、Myrtleはタスマニアとヴィクトリア州(州都メルボルン)に自生するもののようです。

オーストラリアと全く異なる環境の日本で、どのように育つか興味深いです。Sturt Peaなどは、日本でも栽培されている方が既におられるようで、うまく育てられるよう頑張りたいと思います。




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2014年11月14日 亀甲竜(キッコウリュウ)Dioscorea elephantipesの様子

11月14日

前回(6月)以来、5か月ぶりの紹介となります。

夏をイモの状態で越したキッコウリュウDioscorea elephantipesは、秋を迎えて4株とも無事に葉を展開しました。

葉のサイズは休眠前の倍くらいの大きさとなっています。しかし、相変わらず1枚のみです。
2シーズン目を迎えて多少ツルを伸ばし始めるかと思いましたが、今のところその気配はありません。

肥料不足の影響か、元々の性質なのかは分かりませんが、随分と成長の遅い植物のようです。



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2014年7月17日木曜日

Ipomoea platensis 開花

7月17日

Ipomoea platensis (ヒルガオ科)が開花しました。
透明感のある淡いピンクが美しいです。

朝7時の時点で完全に開いていましたが、昼頃にはしおれてしまう点は、アサガオと似ています。


本種はアルゼンチンやウルグアイなどの南米が原産です。

つぼみの表面には光沢があります。
計10個をこえる花茎が伸びていて、しばらくは花を楽しめそうです。




















7月2日の様子

花芽が付いているのを確認したのは先月末のこと。

7月11日の様子











当初はゆっくりとした成長で途中で黄変して落ちてしまうものもありましたが、開花直前になって急激に大きくなりました。







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2014年7月11日金曜日

7月2日 Duvalia caespitosaの開花


今年もデュバリア・カエスピトーサDuvalia caespitosaが開花しました。

かなり強健な種で、特に手をかけずとも毎年いくつも新芽も伸ばしては花を咲かせます。

そろそろ鉢が窮屈になってきたので植え替えようと思います。

上写真の花を拡大。直径は2cm強。

花には悪臭があります。といっても、鼻を近づけない限りはそれほど気になるものではありません。

多肉ガガイモのうちStapelia属などでは、悪臭でハエを誘って産卵させ、孵化したウジが花を這いまわることで受粉されるそうです。
本種にハエがやってくる所はまだ見れていません。

D.caespitosaですが、調べると花が有毛のタイプと無毛のタイプがあるようです。我が家の株は無毛です。どちらも亜種D.caespitosa subsp. caespitosaに分類されるようですが、変種レベルで分けられるのでしょうか。





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2014年6月14日土曜日

6月8日 亀甲竜(キッコウリュウ) Dioscorea elephantipesの様子

6月8日

昨年12月に発芽したキッコウリュウDioscorea elephantipes

葉が黄葉を始めました。まもなく休眠に入るようです。

この種は冬型(秋~春が生育期、夏は休眠)の生活を行います。
イモが腐らない限りは秋に新葉を展開してくれるはずです。

根元には直径1cmくらいのイモが形成されています。














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2014年4月19日土曜日

4月19日 多肉Ipomoeaの様子

4月19日
我が家の多肉(茎、根が肥大する)イポメア(ヒルガオ科)2種の様子。


Ipomoea albivenia

昨年から実生で栽培しているもの。
一向に動かないので不安でしたが、「へんなしょくぶつhttp://blogs.yahoo.co.jp/tubo_miya」の管理人さんに5月くらいに動き出すだろう、との情報をいただいたので、とりあえず一安心。
ポットが小さいので本格的に動き出す前に植え替えるつもりです。

Ipomoea platensis

数ヶ月前に同じサークルの先輩にいただいたもの。
少し前から芽が動き始めました。

イモの直径は5cm、新芽部分は10cmほど。
I. albiveniaでは茎部分が肥大、つまり塊茎になるのに対し、I. platensisでは主に根が肥大、つまり塊根を形成。

植えつけ時に鉢サイズの関係で少々塊根が露出してしまいました。根はすべて埋めた方が成長がいいそうですが、これでも大丈夫かと。





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2014年4月3日木曜日

亀甲竜(キッコウリュウ)Dioscorea elephantipes 実生その後

2月21日
昨年11月に播種した亀甲竜Dioscorea elephantipesの様子。

展葉は終わりました。10粒中4粒発芽で発芽率40%。

ちなみに、記事を書いた4月3日現在でも葉の色が若干濃くなった程度でほとんど変化はありません。



根元には既に径1cmくらいのイモが形成されています。
塊根に和名の由来となった亀甲状の割れ目が入るまであと数年はかかるようです。














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Hoodia gordonii 麗盃閣


麗盃閣(レイハイカク)Hoodia gordonii

3月30日に五反田のTOCビルで開催されたI.S.I.Jの多肉即売会にて購入。

見た目は少し変わったサボテンといったところですが、ガガイモ科(APG分類ではキョウチクトウ科)に分類される植物です。



← Wikipediaの英語版から引用した画像。

直径10cmのおわん形の奇妙な花を咲かせるとのこと。
お店の人によれば、購入した株はまだ小さく、今年中の開花は難しいそうです。


また、インターネットで調べる限り、園芸植物としてよりもダイエット食品の一つとして知られているようで驚きました。


引用:Wikipedia英語版 Hoodia gordonii
http://en.wikipedia.org/wiki/Hoodia_gordonii
(2014年4月3日閲覧)



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