12月5日
コノフィツム(Conophytum)3種とリトープス(Lithops)1種のタネを蒔きました。あるびの精肉店さんから購入しました。
これまで栽培してきたメセン類は日輪玉(Lithops aucampiae)のみで、播種は初めての経験です。
種類は…
・C. burgeri (ブルゲリ) 6粒
・C. christiansenianum (シノニムのC. bilobumの園芸名は”光源氏”らしい) 10粒
・C. ornatum 10粒
・L. dorotheae (麗紅玉) 10粒
麗紅玉のタネ。大きさは1 mmくらい。
ブルゲリのタネ。麗紅玉よりも一回り小さいです。他2種のコノフィツムのタネは麗紅玉と同じくらいのサイズだったので、ブルゲリのタネの小ささは際立っています。
鉢は市販のスリット鉢を使用しました。
用土は川砂3~4:小粒赤玉土5~6:黒土1 です。
表面には赤玉土の微塵(ふるい分けした際に得た)と川砂を混合したものを薄くかけました。微細なタネが土の隙間に落ちるのを防ぐのと、タネの吸水を容易にするのが目的です。
ネット上の播種方法を参考にし、腰水管理にしました。熱湯や薬品による消毒を勧める情報もありますが、今回は特に処理していません。
12月12日
L. dorotheae (麗紅玉)?
発芽し始めました。「?」としたのは、種名を書いた札を差し間違え、現状では正確な種名が分からないからです…
C. ornatum ?
2019年12月31日火曜日
2019年12月19日木曜日
2019年11月~12月 Ferraria crispa (starfish lily) 栽培①
11月9日
あるびの精肉店さんでFerraria crispaの種子を購入しました。
本種はアヤメ科の多年草で、南アフリカ原産です。西オーストラリアなどでは帰化植物になっているようです。
花は多肉ガガイモ類を思わせる独特なもの(Google画像検索)で、英名のstarfish lily (ヒトデのユリ)も花姿に由来しています。花香はやや不快なものらしく、ポリネーター(送粉者)もガガイモ類と同様にハエ類だそうです。
11月25日
同時に播種したEchium wildpretii(記事へのリンク)に遅れること約1週間で発根。
12月4日
種子の脇から芽が出てきました。
種の殻を被ったままだったのでうまく育つか少々不安でしたが、杞憂だったようです。
12月11日
葉が伸びてきました。子葉なのか本葉なのかは未確認です。
12月19日時点で6粒中4粒が発芽しています。
あるびの精肉店さんでFerraria crispaの種子を購入しました。
本種はアヤメ科の多年草で、南アフリカ原産です。西オーストラリアなどでは帰化植物になっているようです。
花は多肉ガガイモ類を思わせる独特なもの(Google画像検索)で、英名のstarfish lily (ヒトデのユリ)も花姿に由来しています。花香はやや不快なものらしく、ポリネーター(送粉者)もガガイモ類と同様にハエ類だそうです。
11月25日
同時に播種したEchium wildpretii(記事へのリンク)に遅れること約1週間で発根。
12月4日
種子の脇から芽が出てきました。
種の殻を被ったままだったのでうまく育つか少々不安でしたが、杞憂だったようです。
12月11日
葉が伸びてきました。子葉なのか本葉なのかは未確認です。
12月19日時点で6粒中4粒が発芽しています。
2019年5月~11月 Adenium obesum砂漠のバラ 栽培①
5月13日
Adenium obesum(砂漠の(紅)バラ)の種子を一晩水に漬け、蒔きました。
本種はキョウチクトウ科の低木で、アラビア半島からアフリカ大陸にかけての広範囲に分布しています。日本では砂漠のバラ(英名もdesert rose)、あるいは砂漠の紅バラの名で栽培されています。
6月8日
写真を撮り忘れましたが、播種から1週間足らずで発芽しました。
発芽に適した温度や湿り気が保てなかったためか、5粒中1粒しか発芽しませんでした。
6月26日
本葉が増えてきました。
11月24日
高さ3 cmくらいに育ちました。用土の水はけが良く(良すぎる?)、常に乾燥気味なためか、成長は遅々としています。
気温が下がってきたので、今後は水やりを控えます。
Adenium obesum(砂漠の(紅)バラ)の種子を一晩水に漬け、蒔きました。
本種はキョウチクトウ科の低木で、アラビア半島からアフリカ大陸にかけての広範囲に分布しています。日本では砂漠のバラ(英名もdesert rose)、あるいは砂漠の紅バラの名で栽培されています。
6月8日
写真を撮り忘れましたが、播種から1週間足らずで発芽しました。
発芽に適した温度や湿り気が保てなかったためか、5粒中1粒しか発芽しませんでした。
6月26日
本葉が増えてきました。
11月24日
高さ3 cmくらいに育ちました。用土の水はけが良く(良すぎる?)、常に乾燥気味なためか、成長は遅々としています。
気温が下がってきたので、今後は水やりを控えます。
2019年11月~12月 Echium wildpretii栽培①
11月9日
あるびの精肉店さんでEchium wildpretiiの種子を購入しました。
E. wildpretiiはムラサキ科シャゼンムラサキ属の二年草(1回繁殖型多年草)で、スペインのカナリア諸島原産です。トリコームに覆われた銀葉と、高さ3 mにも達する花序が特徴的な種で、tower of jewelsなどと呼ばれます。
島の亜高山帯に生育し、暑さや多湿を嫌う反面、耐寒性はそこそこあるようです。日本での栽培は難しいようですが成功例もあるので、頑張って育てたいです。
10粒中6粒をロックウールに播種しました。
約1週間で1粒が発芽(写真は11/21)。
双葉の時から白毛(トリコーム)に覆われていて可愛いです。
11月25日
もう1粒が発芽(発根)しました。
12月4日
最初に発芽した個体は、本葉が出てきました。
12月11日
本葉が大分伸びてきました。
他4粒の種子には動きがありません。1粒はカビが発生していて厳しそうですが、他3粒の状態は良さそうなので、気長に発芽を待ちます。
余談になりますが、シャゼンムラサキ属Echiumには約70種が属し、ユーラシア大陸中部~西部とアフリカ北部、マカロネシア(カナリア諸島やマデイラ諸島、ヴェルデ岬諸島など)に分布しています。E. vulgare (シベナガムラサキ)はヨーロッパの雑草として一般的です。
多くの種は越年草や二年草、あるいは多年草のようですが、マカロネシアでは巨大な草本(今回栽培しているE. wildpretii、同じくカナリア諸島原産のE. pininana)や木本(カナリア諸島のE. leucophaeum、マデイラ諸島のE. nervosum、ヴェルデ諸島のE. hypertropicumなど)になる種も知られています。
Echium vulgare (シベナガムラサキ)
2019年7月 ドイツにて。
Echium sp. (種名は未確認)
2017年6月 イタリア シチリア島にて。
Echium italicum
2017年6月 イタリア シチリア島にて。
E. italicumの花
Echium pininana
2019年7月 イギリスにて。
花序の高さは3 mくらいありました。イギリスでは園芸植物として用いられるようです。
あるびの精肉店さんでEchium wildpretiiの種子を購入しました。
E. wildpretiiはムラサキ科シャゼンムラサキ属の二年草(1回繁殖型多年草)で、スペインのカナリア諸島原産です。トリコームに覆われた銀葉と、高さ3 mにも達する花序が特徴的な種で、tower of jewelsなどと呼ばれます。
島の亜高山帯に生育し、暑さや多湿を嫌う反面、耐寒性はそこそこあるようです。日本での栽培は難しいようですが成功例もあるので、頑張って育てたいです。
10粒中6粒をロックウールに播種しました。
約1週間で1粒が発芽(写真は11/21)。
双葉の時から白毛(トリコーム)に覆われていて可愛いです。
11月25日
もう1粒が発芽(発根)しました。
12月4日
最初に発芽した個体は、本葉が出てきました。
12月11日
本葉が大分伸びてきました。
他4粒の種子には動きがありません。1粒はカビが発生していて厳しそうですが、他3粒の状態は良さそうなので、気長に発芽を待ちます。
余談になりますが、シャゼンムラサキ属Echiumには約70種が属し、ユーラシア大陸中部~西部とアフリカ北部、マカロネシア(カナリア諸島やマデイラ諸島、ヴェルデ岬諸島など)に分布しています。E. vulgare (シベナガムラサキ)はヨーロッパの雑草として一般的です。
多くの種は越年草や二年草、あるいは多年草のようですが、マカロネシアでは巨大な草本(今回栽培しているE. wildpretii、同じくカナリア諸島原産のE. pininana)や木本(カナリア諸島のE. leucophaeum、マデイラ諸島のE. nervosum、ヴェルデ諸島のE. hypertropicumなど)になる種も知られています。
Echium vulgare (シベナガムラサキ)
2019年7月 ドイツにて。
Echium sp. (種名は未確認)
2017年6月 イタリア シチリア島にて。
Echium italicum
2017年6月 イタリア シチリア島にて。
E. italicumの花
Echium pininana
2019年7月 イギリスにて。
花序の高さは3 mくらいありました。イギリスでは園芸植物として用いられるようです。
2019年5月20日月曜日
2019年5月 サキシマスオウノキの様子
2011年に播種したサキシマスオウノキHeritiera littoralis (アオイ科 旧:アオギリ科)。
2011年8月に投稿したきりでした。約8年ぶりの紹介です。
半日陰の室内で放任状態ですが、年2、3枚葉を展開しながら成長しています。
現在の高さは52cm、葉は10枚、一番長い葉は19cmです。
2011年8月に投稿したきりでした。約8年ぶりの紹介です。
半日陰の室内で放任状態ですが、年2、3枚葉を展開しながら成長しています。
現在の高さは52cm、葉は10枚、一番長い葉は19cmです。
2019年5月 パラナマツの様子
5月中旬
2016年7月に播種したパラナマツAraucaria angustifolia(ナンヨウスギ科)です。
7個体発芽しましたが2017年に2個体枯れ、現在は5個体です。
先月末に植え替えをしました。
2019年5月20日時点の高さは、
44 cm
38 cm
36 cm
24 cm
22 cm
です。
大きな個体は枝が水平方向に伸びています。
植え替えが功を奏したのか、気温が上がったのが要因か、新芽を伸ばし始めました。
2016年7月に播種したパラナマツAraucaria angustifolia(ナンヨウスギ科)です。
7個体発芽しましたが2017年に2個体枯れ、現在は5個体です。
先月末に植え替えをしました。
2019年5月20日時点の高さは、
44 cm
38 cm
36 cm
24 cm
22 cm
です。
植え替えが功を奏したのか、気温が上がったのが要因か、新芽を伸ばし始めました。
2019年4月30日火曜日
Avonia recurvataとAvonia papyraceaの播種
4月11日
あるびの精肉店さんで購入した、Avonia recurvataとAvonia papyraceaのタネを播きました。
両種ともに、アフリカ南部(南アフリカやナミビアなど)原産のスベリヒユ科の多年草。A. recurvataには白鱗竜、A. papyraceaには白蛇殿という和名が付いているそうです。
Avonia papyraceaの原産地の気候を見てみます(A. recurvataの原産地も近いようです)。データはナミビアのRehoboth(https://en.climate-data.org/africa/namibia/rehoboth/rehoboth-14756/ のデータを用いて作図)。
南半球なので、日本とは季節が逆です。①夏に降水量が多く、冬はほとんど雨が降らない、②月降水量は最多月(2月)ですら約75 mmで、日本よりも乾燥した気候、③気温の日較差が大きく、夏は最高気温が30℃を超えるが、朝晩はかなり冷え込む、などが読み取れます。
従って、夏型の多肉植物として扱うのが良いが、高温多湿の日本の夏は生育に適しているとは言い難い、と考えられます。種まきに適した時期は、自生地の気候から春~初夏だと判断しました。
Avonia recurvataのタネ。大きさ約1 mm。
3号の素焼き鉢で、市販の多肉植物用土と種まき用土を1対1で使用しました。用土選択には深い意味はありません。自生地の土をまねるなら、花崗岩が風化した真砂土が良いのかもしれません…。
腰水状態で管理しています。
4月26日
種まきから約2週間。A. recurvataが1個体、発芽しました。
他のタネには動きがみられません。
2019年12月追記
その後の追加発芽はなく、発芽した個体も6月頃に枯れてしまいました…。以前に同属のA. alstoniiを蒔いた時も数カ月で枯らしてしており、アボニアの栽培感覚がつかめずにいます。
乾燥気候下に生育する植物なので、素焼き鉢と水はけのよい用土で乾燥ぎみの環境を作るが良いと考えていましたが、播種時はプラ鉢を用いて湿り気を保った方が良いのかもしれません。
最近になって、タネが微細な多肉植物の播種では、播種~発芽後しばらくは腰水栽培等で湿り気を保つ方が良い、との情報を知りました。2019年12月にメセン(ConophytumとLithops)を蒔いた時は、プラ鉢&腰水で良い発芽率を得ています。
2019年4月27日土曜日
2019年4月19日金曜日
2019年4月 ヘリアンフォラの様子
昨年6月頃から栽培しているヘリアンフォラ(Heliamphora sp.)。
ネクタースプーンを付けた大きな新を2枚、展開しています。
周りの子株も含め、調子は良さそうです。
部屋の中にアリがいたので、反応を観察しました。
ネクタースプーンに誘引され、さかんに蜜をなめているようでした。ただ、葉に落ちることはなく、そのまま立ち去ってしまいました。
ネクタースプーンを付けた大きな新を2枚、展開しています。
周りの子株も含め、調子は良さそうです。
部屋の中にアリがいたので、反応を観察しました。
ネクタースプーンに誘引され、さかんに蜜をなめているようでした。ただ、葉に落ちることはなく、そのまま立ち去ってしまいました。