サツマイモは、通常種イモをもとに栽培するものですが、条件によっては花が咲き、種子をつけることがあり、それから育てることもできます。
(発芽の様子は別ブログで書いているのでよければ見てください。農工やさい塾ブログ)
今日、そのサツマイモ3株を収穫しました。つまり、3個の種子から育った実生株ということです。
栄養条件によるのかもしれませんが、種から育った1年目は、一株一つのイモが形成されるようです。収穫した3株のうち1つは白で、2つは普通の赤でした。中身は全て白でした。確か、全て同じ株から取れた種子のはずなのですが・・・。サツマイモは他品種の花粉がないと受精しないと聞いたことがあるので、白の株だけ白いイモをつける品種の花粉がついたのかもしれません。
次に、葉っぱの変異を見てみます。同じ赤いイモをつけた株でも葉の形状に大きな違いが見られました。
普段見られるサツマイモは、種イモから増やされたクローン、つまり品種が同じなら同じ遺伝形質を持っています。今回できたイモは2つの品種(不明)がかけ合わさってできたもので、遺伝形質は既存のものと全く異なる、つまりこの世に1つしかない品種と言えるでしょう。
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熊本の松山です…ツルの分譲…栽培してみたいのですが……
返信削除松山様 コメントありがとうございます。返答遅くなりました。
削除その後栽培スペースが確保できず、現在残っているのは1系統(真ん中のもの)だけとなっています。
分譲するには時期が遅い気がするのですが、どうしましょうか。来年お送りする形にしましょうか。