2018年12月19日水曜日

ニュウメンランとクスクスラン

2017年2月

左がニュウメンラン(イリオモテラン)Staurochilus lutchuensis (Rolfe) Fukuy.、右がクスクスランBulbophyllum affine Lindl.。ニュウメンランの学名は混乱があり、Trichoglottis ionosma (var. lutchuensis)とされることも多いようです。


世界ラン展にて、中里園芸さんから購入しました。どちらも無菌培養の実生個体とのことで、1株300円(400円だったかも)でした。

両種の国内での分布域は、ニュウメンランが八重山諸島、クスクスランは奄美大島以南です。多くの着生ランと同じく、園芸採集や森林伐採などによって減少し、絶滅が危惧されています。栽培業者による安価な増殖個体が出回ることは、野生個体の採集を撲滅する上で大切なことだと思います。




2018年12月

ニュウメンランです。購入から2年弱経ち、かなり成長しました。新しい葉のサイズは、購入時に着いていた葉の3倍くらいです。

クスクスラン。こちらもよく成長しています。

新しい偽鱗茎(バルブ)の根元からは、根が盛んに伸びています。


ニュウメンラン、クスクスランともに今のところは順調に育っていますが、どちらも大型の着生ランなので、開花サイズに至るには時間がかかりそうです。
来春には植え替えようと思います。

断崖の女王Sinningia leucotricha 2018年の様子

Sinningia leucotrichaはイワタバコ科の多年草で、ブラジル南部の原産。断崖の女王(だんがいのじょおう)という和名が付けられています。
我が家の栽培株は、2016年秋に大船フラワーセンターの企画展で購入したものです。

年1回、初春に塊根から白毛に覆われた茎葉を伸ばします。冬には茎葉が枯れるのが普通ですが、冬も断水が不十分だと遅くまで葉が残るようです。

3月29日

新芽が出てきました。茎頂には既につぼみが見えます。

4月14日

開花が始まりました。

4月16日

かなり咲きそろってきました。

花は淡い橙赤色で、内側には濃赤色の斑点があります。

5月3日

果実がふくらんできました。
本種は自家受粉するものの、自動受粉は行わないため、受粉作業を行いました。

5月20日

一部の果実は裂開し、細かなタネがこぼれ始めました。開花から1ヶ月ほどで成熟したことになります。

2018年11月23日金曜日

キッコウリュウ(Dioscorea elephantipes) 5シーズン目

10月6日

秋を迎え、今年もキッコウリュウ(亀甲竜)が生育を開始しました。

11月20日現在、出芽しているのは5個体中4個体です。
もう1個体も芋が腐っている様子はなく、生きているとは思うのですが・・・

太い芽を出した個体。つるを伸ばすことを期待しましたが、11月時点では2枚葉を出しただけです。

ヒメシロアサザNymphoides coreana

10月9日

自宅で栽培中のヒメシロアサザ。今年も開花しました。栽培歴は5年になります。
産地は埼玉県某所の水田で、道路建設に伴う希少種移植の際に譲り受けました。

水面を浮遊する種子。
本種は自家受粉するため結実率が高いです。

栽培下では絶滅危惧Ⅱ類というのが信じられないほどに強健な植物で、元々の自生地だった水田でも無数の芽生えがみられました。
条件さえ整えばいくらでも増える種のようですが、主な生育地が平野部のため、開発の影響を受けやすいようです。

2017年2月9日木曜日

キッコウリュウ(Dioscorea elephantipes) 4シーズン目

10月10日

夏眠状態だったキッコウリュウDioscorea elephantipesが成長を始めました。昨年は9月中に芽が出ていたので、それよりもやや遅いです(左下に見えるのはHaworthia pictaです)。

11月2日

1個体あたりの葉は相変わらず1枚です。今年こそは複数枚の葉が出るか、と期待していましたが、今のところ気配なしです。むしろ葉のサイズが小さくなっているようです。

5個体とも脱落することなく育ってはいるのですが、あまりにも成長が遅いので栽培環境が良くないのかもしれません…。









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2017年2月8日水曜日

パラナマツ栽培① 購入~11月23日

2016年6月にブラジルを訪れた際、パラナマツの種子を購入しました。

パラナマツAraucaria angustifoliaはナンヨウスギ科の樹木で、ブラジルからアルゼンチンにかけての山地に自生しています。

壮齢木は枝先だけに葉が密生し、独特の樹形になります。

パラナマツの種子は食用になるため、現地(ブラジルのサンパウロ州)ではナッツとして売られていました。

今回入手したものも、ナッツとして売られていたものです。


7月5日

16粒を播種。

写真を撮り忘れたのですが、およそ1ヶ月後からパラパラ発芽が始まりました。


9月30日

葉が展開してきました。7個体が育っています。

11月23日

だいぶ成長したので植え替えました。

高さは7cm~15cmとばらつきがあります。早い段階で種子が外れてしまったものは、種子からの養分供給が不十分となり、成長が鈍いようです。










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2016年3月1日火曜日

Rhodanthe chlorocephala subsp. rosea(ハナカンザシ) 生長~開花

2014年9月の西オーストラリア旅行の際にタネを購入した、Rhodanthe chlorocephala subsp. rosea(キク科、和名ハナカンザシ)の栽培記録です。

昨年度(2014月10月~)にもタネを播き、栽培していたのですが、途中で枯らしてしまいました(→その時の記事)。今回はそのリベンジです。



2015年11月26日

前の月に播種したもの。

6粒播き、うち5粒が発芽しました。前回播いたときは発芽率100%でしたが、相変わらずの高い発芽率です。


2016年1月11日

茎がうなだれてきました。
先端には、既に小さなつぼみができています。

1月18日

つぼみが出てきました。

2月14日

開花が始まりました。

発芽からつぼみを付けるまでは約3か月とかなり早かったのですが、そこから開花に至るまでは1か月を要しました。

寒さのため成長が鈍っていたのかもしれません。

2月15日

完全に花が開きました。花の直径は3 cmくらいです。

種子袋の通りの桃色花が咲くと思っていたのですが、白花でした。R. chlorocephala subsp. roseaには桃色花と白花があるようで、他の個体の花色を楽しみにしたいと思います。



ところで、日本語でR. chlorocephala subsp. roseaすなわちハナカンザシを検索してみると、今回我が家で咲いたものとは花姿が異なるものばかりヒットします。
国内でハナカンザシの名で出回っているものは、R. chlorocephala subsp. roseaと近縁の別種、もしくは園芸品種なのではと個人的に思います。単に、栽培条件の違いで花サイズが変化しているだけかもしれませんが・・・。







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