2019年5月20日月曜日

2019年5月 パラナマツの様子

5月中旬

2016年7月に播種したパラナマツAraucaria angustifolia(ナンヨウスギ科)です。
7個体発芽しましたが2017年に2個体枯れ、現在は5個体です。

先月末に植え替えをしました。

2019年5月20日時点の高さは、
44 cm
38 cm
36 cm
24 cm
22 cm
です。



大きな個体は枝が水平方向に伸びています。

植え替えが功を奏したのか、気温が上がったのが要因か、新芽を伸ばし始めました。

2019年4月30日火曜日

Avonia recurvataとAvonia papyraceaの播種

4月11日

あるびの精肉店さんで購入した、Avonia recurvataとAvonia papyraceaのタネを播きました。

両種ともに、アフリカ南部(南アフリカやナミビアなど)原産のスベリヒユ科の多年草。A. recurvataには白鱗竜、A. papyraceaには白蛇殿という和名が付いているそうです。

Avonia papyraceaの原産地の気候を見てみます(A. recurvataの原産地も近いようです)。データはナミビアのRehoboth(https://en.climate-data.org/africa/namibia/rehoboth/rehoboth-14756/ のデータを用いて作図)。


南半球なので、日本とは季節が逆です。①夏に降水量が多く、冬はほとんど雨が降らない、②月降水量は最多月(2月)ですら約75 mmで、日本よりも乾燥した気候、③気温の日較差が大きく、夏は最高気温が30℃を超えるが、朝晩はかなり冷え込む、などが読み取れます。

従って、夏型の多肉植物として扱うのが良いが、高温多湿の日本の夏は生育に適しているとは言い難い、と考えられます。種まきに適した時期は、自生地の気候から春~初夏だと判断しました。



Avonia recurvataのタネ。大きさ約1 mm。

こちらはA. papyracea。タネだとA. recurvataとほぼ見分けがつきません。

3号の素焼き鉢で、市販の多肉植物用土と種まき用土を1対1で使用しました。用土選択には深い意味はありません。自生地の土をまねるなら、花崗岩が風化した真砂土が良いのかもしれません…。
腰水状態で管理しています。

4月26日 
種まきから約2週間。A. recurvataが1個体、発芽しました。
他のタネには動きがみられません。








2019年12月追記
その後の追加発芽はなく、発芽した個体も6月頃に枯れてしまいました…。以前に同属のA. alstoniiを蒔いた時も数カ月で枯らしてしており、アボニアの栽培感覚がつかめずにいます。
乾燥気候下に生育する植物なので、素焼き鉢と水はけのよい用土で乾燥ぎみの環境を作るが良いと考えていましたが、播種時はプラ鉢を用いて湿り気を保った方が良いのかもしれません。
最近になって、タネが微細な多肉植物の播種では、播種~発芽後しばらくは腰水栽培等で湿り気を保つ方が良い、との情報を知りました。2019年12月にメセン(ConophytumとLithops)を蒔いた時は、プラ鉢&腰水で良い発芽率を得ています。

2019年4月27日土曜日

断崖の女王Sinningia leucotricha 2019年の様子

4月8日

今年も3月中頃から新芽が動き出しました。

4月24日

昨年同様、2本の茎が伸びました。3本目は成長せずに枯れてしまいそうです。

2019年4月19日金曜日

2019年4月 ヘリアンフォラの様子

昨年6月頃から栽培しているヘリアンフォラ(Heliamphora sp.)。

ネクタースプーンを付けた大きな新を2枚、展開しています。
周りの子株も含め、調子は良さそうです。




部屋の中にアリがいたので、反応を観察しました。
ネクタースプーンに誘引され、さかんに蜜をなめているようでした。ただ、葉に落ちることはなく、そのまま立ち去ってしまいました。

2018年12月19日水曜日

ヘリアンフォラの様子

2018年12月

今年6月?にホームセンターで購入したヘリアンフォラHeliamphora。
種名は書かれていなかったので不明です。交配種かもしれません。






ヘリアンフォラはサラセニア科の食虫植物で、南米のギアナ高地の固有属です。
生育するテーブルマウンテン(テプイ)はきわめて降水量が多く、雲霧がかかりやすいことで知られます。ゆえに、ヘリアンフォラの生育には涼しく、多湿な環境を整えることが重要と言われています。

北海道大学植物園での栽培風景(今年3月に撮影)。
ほぼ密閉した水槽で、腰水状態でした。

我が家では、透明なプラスチック製の収納ボックスに入れています。日中はわずかにふたを開け、夜間は密閉しています。
初夏~晩夏は半日陰で、秋以降は室内の日が当たる場所に置いています。

真夏の暑さでかなり弱ってしまいましたが、気温が下がった秋以降、元気を取り戻しました。
とはいっても、写真のようにネクタースプーン(nectar spoon:昆虫をおびきよせるための蜜を分泌する)が発達した葉は数少なく、未だ本調子とはいえないようです。

ニュウメンランとクスクスラン

2017年2月

左がニュウメンラン(イリオモテラン)Staurochilus lutchuensis (Rolfe) Fukuy.、右がクスクスランBulbophyllum affine Lindl.。ニュウメンランの学名は混乱があり、Trichoglottis ionosma (var. lutchuensis)とされることも多いようです。


世界ラン展にて、中里園芸さんから購入しました。どちらも無菌培養の実生個体とのことで、1株300円(400円だったかも)でした。

両種の国内での分布域は、ニュウメンランが八重山諸島、クスクスランは奄美大島以南です。多くの着生ランと同じく、園芸採集や森林伐採などによって減少し、絶滅が危惧されています。栽培業者による安価な増殖個体が出回ることは、野生個体の採集を撲滅する上で大切なことだと思います。




2018年12月

ニュウメンランです。購入から2年弱経ち、かなり成長しました。新しい葉のサイズは、購入時に着いていた葉の3倍くらいです。

クスクスラン。こちらもよく成長しています。

新しい偽鱗茎(バルブ)の根元からは、根が盛んに伸びています。


ニュウメンラン、クスクスランともに今のところは順調に育っていますが、どちらも大型の着生ランなので、開花サイズに至るには時間がかかりそうです。
来春には植え替えようと思います。

断崖の女王Sinningia leucotricha 2018年の様子

Sinningia leucotrichaはイワタバコ科の多年草で、ブラジル南部の原産。断崖の女王(だんがいのじょおう)という和名が付けられています。
我が家の栽培株は、2016年秋に大船フラワーセンターの企画展で購入したものです。

年1回、初春に塊根から白毛に覆われた茎葉を伸ばします。冬には茎葉が枯れるのが普通ですが、冬も断水が不十分だと遅くまで葉が残るようです。

3月29日

新芽が出てきました。茎頂には既につぼみが見えます。

4月14日

開花が始まりました。

4月16日

かなり咲きそろってきました。

花は淡い橙赤色で、内側には濃赤色の斑点があります。

5月3日

果実がふくらんできました。
本種は自家受粉するものの、自動受粉は行わないため、受粉作業を行いました。

5月20日

一部の果実は裂開し、細かなタネがこぼれ始めました。開花から1ヶ月ほどで成熟したことになります。