2020年5月10日日曜日

イタリアの植物の芽生え

イタリア(主にシチリア島)を2017年に訪れた際に入手した植物種子を昨冬に蒔いたところ、数種が発芽してきました。

おおまかな用土の配合は、海岸生のものは川砂7:赤玉土2:黒土1、内陸生のものは川砂3:赤玉土3:黒土2:軽石1:苦土石灰1です。

Ephedra fragilis (Ephedraceaeマオウ科)

薬草として知られるマオウ(麻黄)の一種で、砂丘後背地の砂地などに生育。

Asphodelus sp. (Asphodelaceaeツルボラン科)

日本でもツルボランA. ramosusやハナツルボランA. fistulosusが園芸植物として導入されています。我が家のものの種名は今のところ不明です。

Medicago maritima (Fabaceaeマメ科)

砂丘生のマメ科草本で、全体に白毛が密生。日本には同属のウマゴヤシやコメツブウマゴヤシなどが帰化しています。

Euphorbia paralias (Euphorbiaceaeトウダイグサ科)

砂丘生のトウダイグサの仲間で、英名Sea spurgeで知られます。

Cakile maritima (Brassicaceaeアブラナ科)

砂丘生の一年生草本。日本には同属で北米原産のオニハマダイコンが帰化しています。

Cistus spp. (Cistaceaeハンニチバナ科)

ゴジアオイ属の植物は地中海地域にいくつかの種が分布しています。バラに似た花を咲かせRock roseの名で呼ばれます。種名は確認中。

Scabiosa triandra ? (Caprifoliaceaeスイカズラ科)

マツムシソウの仲間。

2020年4月19日日曜日

リトープスとコノフィツム 本葉展開と休眠

4月10日

リトープス(麗虹玉 Lithops dorotheae)とコノフィツム(Conophytum burgeri、C. christiansenianum、C. ornatum)です。播種から127日が経ちました。春を迎え、リトープスは本葉を展開、コノフィツムは休眠に入り始めました(ブルゲリ除く)。
両属は、双葉の段階ではそっくりな見た目をしていましたが、ここに来て属ごとの特徴が見えてきて面白いです。

麗虹玉 Lithops dorotheae

大きな個体では、本葉が双葉を破って出てきました。リトープスらしい姿になりましたが、大きさはまだ4 mmくらいです。

小さな個体はまだ双葉の状態です。
現状では発芽した10個体全てが生存していますが、特に小さなものは枯れてしまうかもしれません。

Conophytum burgeri

ブルゲリは直径2 mmくらいになりました。4個体で変化なしです。
今のところ、休眠のきざしは見られません。


1個体だけが赤色に色づいています。

リトープスとコノフィツムへの水やり頻度と量は段々と減らしていますが、ブルゲリへはそのままの頻度、量で潅水しています。


C. christiansenianum

直径3 mm弱です。1個体が途中で白化して枯れ、4個体になりました。
いずれの個体も休眠を始めたようで、表面にしなびたようになっています。


C. ornatum

直径3mmくらいです。前回から1個体が枯れ、4個体になりました。
休眠に入り始めたようですが、個体差があります。

Echium wildpretii 播種から161日目

4月18日

Echium wildpretii(ムラサキ科シャゼンムラサキ属)です。3株で変わりありません。

ロックウールに播種したものを、4月12日に素焼きの8号鉢に移植しました。

用土の混合比は鹿沼土6:軽石2:黒土2です。
自生地のテイデ山(カナリア諸島)では溶岩やスコリアで覆われた立地に生育します。他方で、本種は2~3年で非常に大型に育つ植物です。この2点から、水はけの良さと肥沃さを併せ持った用土が適していると考え、このような配合にしました。


古い葉が黄ばんでいますが、しおれたりはせず、移植はうまくいったように見えます。
現在の株径は3個体とも10 cm強で、8号鉢(直径24 cm)がかなり大きく見えますが、今後の成長次第では、この鉢も窮屈になりそうです。


根。12日の植え替え時に撮影しました。
白い根は少なく、大部分が紫色を帯びています。染料が抽出できそうな色です。











<参照したサイト>
・http://miracleofthefishes.blog26.fc2.com/blog-entry-345.html?sp

2020年3月7日土曜日

Echium wildpretiiとFerraria crispa 播種から67日~120日目

1月16日

Echium wildpretii(ムラサキ科)とFerraria crispa(アヤメ科)です。その後は新たな発芽個体はなく、それぞれ3個体と4個体です。
Echium wildpretiiは先に発芽した2個体の本葉が4枚、後から発芽したものは2枚です。Ferraria crispaは1枚葉のみを展開しています。

1月29日

Echium wildpretiiは、先に発芽した2個体の本葉が5枚、後から発芽したものは3枚です。最初に発芽した個体は双葉が枯れました。Ferraria crispaは2個体で2枚目の葉が伸び始めました。

2月からは約1週間に1回、液肥(ハイポネックス)を1000倍希釈程度で与え始めました。
3月7日

Echium wildpretiiはかなり成長しました。本葉数は9~11枚で、脇芽も発生しています。個体サイズは発芽日に関わらずほぼ同じです。そして、後に発芽した個体のみ双葉が残っています。
幼個体への施肥は控えるべきと考えていましたが、序盤から肥料を与えた方がよく成長するようです。

一番大きな葉は、葉柄を入れて長さ4 cmくらい。表裏に毛が密に生えています。
昼間は葉を水平に広げ、夜になると直立させます。これは、新芽を夜間の霜害から保護するための戦略なのかもしれません。

Ferraria crispa4個体の葉の枚数は、3、2、1、1枚です。

1個体は葉が枯れ始めました。
本種は冬型(秋から春に展葉し、夏は休眠)の植物なので、そろそろ休眠に入るのだと思います。

2020年2月6日木曜日

リトープスとコノフィツム 播種から56日目


1月29日
コノフィツムとリトープスを播種してから約2カ月が経ちました。
前回(12月28日)の報告以降での新規の発芽はありません。

各種ともかなり大きくなりました。数字上は前回からの変化が小さいですが、前回はしっかり計測したわけではなく、過大評価していたかもしれません。

播種から約1ヶ月間は腰水状態を維持していましたが、現在は水やり頻度を5日~1週間/回に落としており、1,2日間土の表面が乾いた状態になります。とはいっても湿った時間が長いためか、土の表面にはコケ(蘚類)が発生しています。

Conophytum burgeri

ブルゲリは直径1.5 mm強になりました。
1個体が枯れ、現在4個体です。
光を浴びると表皮細胞がキラキラと輝き、宝石のようです。

Conophytum christiansenianum

直径2.5mmくらいです。個体数は5個体のままです。
Conophytum ornatum

直径1.5~3mmくらいです。アルビノの2個体が枯れ、現在5個体です。

麗虹玉 Lithops dorotheae

直径1.5~3mmくらいで個体差が大きいです。個体数は10のままです。

2020年1月30日木曜日

2020年1月 ヘリアンフォラの様子

2020年1月18日

2018年6月頃から栽培しているヘリアンフォラHeliamphora sp.です。

用土が劣化してきたので、昨年の初秋に株分けを植え替えを行いました。
半密閉状態で栽培しています。
大きな株の方。
素焼き鉢に川砂:ピートモス=約7:3で、腰水状態で栽培しています。葉の先端のネクタースプーンが発達し、調子は良さそうです。

購入時の鉢に植え付けた、小さな株。こちらも少しずつ大きくなっています。

ネクタースプーンからあふれる蜜。

2020年1月2日木曜日

Echium wildpretiiとFerraria crispa 播種から50日目

12月28日

Echium wildpretiiの実生です。11月9日に播種してから50日経ちました。
大きな個体は発芽から約40日、小さな個体は約30日です。大きな個体は本葉が4枚出ました。

12月26日に新たに1粒発芽しました。これで、播種した6粒中3粒が発芽したことになります。

こちらはFerraria crispaの実生です。4個体で変わりありません。

発芽から約20日~35日経ち、葉が大分伸びました。最初に発芽した個体は2枚目の葉が出始めています。