2022年12月7日水曜日

2022年10月~ アエオニウムの原種の種まき~発芽

10月31日
ベンケイソウ科の多肉植物、アエオニウムAeonium のタネをまきました。今年の冬に多肉植物ワールドさんで買ったものです。

アエオニウム属は、ヨーロッパ南部からアフリカにかけて分布し、大西洋に浮かぶ火山島群、マカロネシア、特にカナリア諸島において種分化が著しいグループです。今回購入したのは、
Aeonium glutinosum (グルチノーサム):マデイラ諸島原産
A. aureum (Greenovia aureaとされることも) (オウレウム):カナリア諸島のいくつかの島
A. canariense (カナリエンセ):カナリア諸島のいくつかの島
A. decorum (デコラム):カナリア諸島(テネリフェ島、ラ・ゴメラ島)
A. sedifolium (セディフォリウム。小人の祭り)カナリア諸島のいくつかの島
A. gorgoneum (ゴルゴネウム):カーボヴェルデ(ヴェルデ岬諸島)
の6種です。

自生地の多くが地中海性気候(秋~春が雨季で夏が乾季)のため、アエオニウム属は一般に冬型の多肉植物として扱われます。したがって、種まき適季は秋のようです。

11月6日

続々と発芽してきました。写真はA. glutinosum(グルチノーサム)。

A. glutinosum(グルチノーサム)の双葉。



A. aureum(オウレウム)の双葉。

A. decorum(デコラム)の双葉。

A. sedifolium (セディフォリウム。小人の祭り)の双葉。


11月24日

A. glutinosum(グルチノーサム)。
約20個体発芽しています(発芽率50~60%くらい)。




A. aureum(オウレウム)。約10個体が発芽しています(発芽率20~30%)。

A. aureum(オウレウム)の双葉のフチには毛が生えています。

リトープスと思われる芽生えがなぜか一緒に出てきました。

A. decorum(デコラム)。40個体ほど発芽しています(発芽率80~90%?)。成長も早く、早くも本葉が出ている個体があります。

A. decorum(デコラム)の葉のフチにも、単細胞性と思われる毛(突起)があります。
個体によっては、葉に赤い模様が入っています。

A. sedifolium (セディフォリウム。小人の祭り)。発芽率がとてもよく、40個体以上発芽しています(発芽率90%以上?)。

A. sedifolium (セディフォリウム)の葉は無毛です。丸っこい本葉が顔をのぞかせています。

12月3日
種まきから約1か月がたち、おおむね発芽し終えたようです(A. canariensegorgoneumは動きなし)。本葉が伸びてきて、各種の特徴が出始めています。

写真はA. glutinosum(グルチノーサム)。




A. aureum(オウレウム)。


A. decorum(デコラム)。

成長の早い個体は、本葉を大きく伸ばしています。

A. sedifolium (セディフォリウム)。

こちらも本葉がかなり伸びています。徒長ぎみなのが少々気になるところです。




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