10月31日
ベンケイソウ科の多肉植物、アエオニウムAeonium のタネをまきました。今年の冬に多肉植物ワールドさんで買ったものです。アエオニウム属は、ヨーロッパ南部からアフリカにかけて分布し、大西洋に浮かぶ火山島群、マカロネシア、特にカナリア諸島において種分化が著しいグループです。今回購入したのは、
・Aeonium glutinosum (グルチノーサム):マデイラ諸島原産
・A. aureum (Greenovia aureaとされることも) (オウレウム):カナリア諸島のいくつかの島
・A. canariense (カナリエンセ):カナリア諸島のいくつかの島
・A. decorum (デコラム):カナリア諸島(テネリフェ島、ラ・ゴメラ島)
・A. sedifolium (セディフォリウム。小人の祭り):カナリア諸島のいくつかの島
・A. gorgoneum (ゴルゴネウム):カーボヴェルデ(ヴェルデ岬諸島)
の6種です。
自生地の多くが地中海性気候(秋~春が雨季で夏が乾季)のため、アエオニウム属は一般に冬型の多肉植物として扱われます。したがって、種まき適季は秋のようです。
個体によっては、葉に赤い模様が入っています。
12月3日
種まきから約1か月がたち、おおむね発芽し終えたようです(A. canarienseとgorgoneumは動きなし)。本葉が伸びてきて、各種の特徴が出始めています。
写真はA. glutinosum(グルチノーサム)。
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